10/29~10/31
過酷だったウクライナ・ポーランドバス国境越えを終え、ポーランド随一の観光地・クラクフへ!
(リビウからバスでの越境。この時深夜2時くらい。リビヴで散々ショットを飲まされまくったため二日酔いがひどくフラフラでした。。。笑)
宿に荷物をまずは置こうと思いましたが、まさかのベルを押しても全くの反応なし。笑
途方に暮れていると、住人らしき人が出てきて玄関を開けてくれたので、適当にフロントにポイっと荷物を置いていくことにしました。w
荷物を置き、早速今日いくメインポイントは・・・
ヴィエリチカ岩塩坑!!!
ルーマニアで行ったサリーナトゥルダと同様、塩の採掘場跡を探検しに行きます。
しかしここがサリーナトゥルダと違うところは・・・・
広さが尋常では無いこと。
チケットを購入し何十人かのグループ単位でガイドさんと数時間行動を共にするのですが、
数時間中を探検して総面積のたった1%しか探索できないらしいwwwwどんだけ広いの笑
ポーランド語・英語・フランス語などのグループごとのチケットを買い(アジアの言語はありません笑)、チケットに印字された時間に中に入るというシステム。
冬のヨーロッパはどこも空いているようなイメージですが、ふつーに長蛇の列。w
ところどころに日本人の姿も見えます。
日本人観光客見るとああ、とうとうメジャー観光地まで来たんだなあって気分になります。
チケット購入してからカフェでチケット印字時間まで1時間弱待ち、その後数時間に及ぶツアーがこちら。
(岩塩鉱内の教会。)
(ここが地下150mくらいの空間なんですよ。しかもできたの数百年前。すごすぎる。。。。)
(最後の晩餐像。これも全て塩で出来ています。)
(完全にダンジョンやん。。。なんだこの空間。。。。)
(この奥たったら絶対ボス戦になるやつですね。笑)
いや、はっきり言ってルーマニアのサリーナトゥルダとはレベルが違いすぎました・・・まああっちは娯楽要素もありましたが。
(⤵︎サリーナトゥルダの記事です!)
本当に地下迷宮とはこのことを言うのかというくらいの迷宮ぶり。
1000年近くにわたって掘り続けると、こんなにも感動すら覚えるほどの空間を作り出せるのかと感嘆しきりでした。
その後またバスに乗ってクラクフ中央駅まで1時間弱かけて戻りました。
(昼食に食べたポーランド版グヤーシュ。パンをくり抜いて肉と野菜炒めを詰めたもの。むちゃくちゃ量があって食べ切れませんでした笑)
あと思ったのはウクライナと比べて圧倒的にインフラが整ってて洗練されてる雰囲気しか感じない笑 まあその分物価は1.5倍か倍くらいになりましたが。
宿に荷物を置き、シャワーを浴びてゆっくりしました。
仮眠は取りませんでしたが、シャワーを浴びただけで驚くくらい体力が回復したのを感じます!!
やはりシャワーないしお湯は偉大や・・・・
その後は旧市街散策。
(旧市街正門。)
(中央広場。着飾ったお馬さんが観光用に闊歩しています。ボロボロの馬とかばかりみてきたから違和感を覚える。笑)
(バザールもなんかトルコとかと違って綺麗で整然としていますよね。なんでこんなに雰囲気違うんだろ。)
リビウも綺麗でしたが、そこに洗練さが加わった綺麗さ。
英語もバリバリ通じますし、クラクフは完全に住める街です。
***
翌日は5時起き!!!
向かった先は。。。。
(どんな社会の教科書にも必ず載っているこの1ページ。)
とうとう来ました、かの有名なアウシュヴィッツ・ビルケナウ強制絶滅収容所です。
単独でもいくには行けますが、まさかの平日10:00〜15:00の間はツアーのみで、開館時間は7:30〜17:00のため、ほぼツアーで行けと言われているようなものです。笑
ただやはり中はかなり広くオーディオ無線で逐一解説してくれるため、ツアーで行くのが賢明だとは思います。(確か往復交通費込みで35USDくらいだったかな)
ツアー集合時間はまさかの朝6時。笑
クラクフからは1時間ちょいかかるため、ちょうど開館時間に合わせるためなのでしょう。それにしても朝はええ〜w
2度くらいの極寒の中、ガイドとともに見て回ります。
詳細は写真をご覧ください。
(アウシュビッツ構内。意外とそんなに規模は大きく感じないこの刑務所に何十万人もどうやって詰め込んだんだ・・・)
(アウシュビッツがヨーロッパの中央に位置するため、列車でユダヤ人を一気に集積しやすかったのがここが絶滅収容所建設に選ばれた理由らしいです。)
(ダビデの星をつけて収容所へ移動する人たち。)
写真ではなかなか伝わりづらいかもしれませんが、やはり言葉にならない惨さがあります。。
(全て殺されていった収容者たちの日用品。ナチに再利用されて軍需用品に転用されたらしいです。むごいので載っけていませんが、殺された人の髪の毛も刈り取られて洋服などの繊維用に転売されていました。一体どういう神経をしたらこういう考え方に至るんでしょうか。。。。)
アウシュビッツは実は一つだけではなく、ヨーロッパ各国からのユダヤ人を集めるにつれて、どんどん膨張していき、アウシュビッツの隣に元々あった村を焼き払って作ったビルケナウ収容所を作りました。
(反逆者や脱走者、密告されて有罪にされた人たちを銃殺していった「死の壁」。)
(構内中に張り巡らされた有刺鉄線の数々。)
(あまりにも有名なガス室で殺された人たちを次々に焼いていった竃。)
こちらは大戦末期まで使用されたのもあり更に環境が劣悪で、1畳ほどの床に四人ずつ寝かせたり、ご飯は一日一回のスープのみだったり。
ただこちらのビルケナウ収容所はソ連赤軍が迫ってくると共に遺棄して焼き払われたため、広大な敷地がありますが見る内容としてはアウシュビッツとほぼ変わりません。
(各地から列車で運ばれてきたユダヤ人たちの終着点。どんな気持ちで入っていったんでしょう。)
(最大で1週間以上、トイレもなしでご飯もなく運ばれてきたため、ついた時点で死んでいた人もたくさんいたそうです。)
(ビルケナウの収容施設。この1段に4人近く詰め込まれていました。完全に家畜以下の扱いです。)
個人的にはリアルな凄惨さを体験したい方はベルリン郊外にある「ザクセンハウゼン強制収容所」の方が生々しさを体験できるかなあとは思いました。
思えば他にもイスラエルでホロコースト博物館にいったり、ユダヤ人がローマ帝国に追われ集団自殺したマサダ要塞に行ったり、個人的にかなりユダヤの悲しい歴史に触れまくっているような気がします。。笑
2度とこんな悲惨なことが起こらない世の中になることを願うばかりです。
(中国のウイグル弾圧、ミャンマーのロヒンギャ弾圧、IS,ボコハラムなどなど色々な問題は山積みな世の中ですが。。。)
クラクフには1時頃戻ってきたあと、旧市街散策。寒いですが(5度くらい)晴天にも恵まれ、かなり気持ちがいいです。 やっぱり個人的に川沿いでのんびりするのが好き。
(クラクフ中心部。カラフルで本当に美しい街並みです。)
(本日の昼食。このチキンが絶品でした。スープと軽いデザートセットで1000円くらいだったかな。)
(中々ない冬のヨーロッパの晴れの日をこういった公園で散歩するのが、一番気持ちが良くて好きです。)
(教会の塔から一望するクラクフ。本当に見所盛りだくさんで飽きない街です。)
(こんなミニ洞窟みたいなのも市内中心部にあったり。)
(こっから東京何キロくらいやろ。多分10000kmくらいです。笑)
ショッピングモールで昨日出していた洗濯物を取って、軽くパスタの夕食を食べた後は教会でのコンサートを見にいきました! 60ズロチ(1800円弱)しましたが、広い空洞になっている教会全体に音がハウリングしてすごく良いです!
バイオリンもめちゃくちゃ上手かったし、ヨーロッパのクラシックのレベルは流石としか言いようがありません。60ズロチの価値はあったと思います。
いや〜耳が幸せになった1日でした。。♬♫♬
明日はユダヤ人を自分の工場に雇うことで強制収容所行きを防ごうとしたドイツ人実業家・シンドラーの工場を見学した後、首都・ワルシャワへと向かいます!!
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***クラクフ・ポーランドの評価***
①人柄:6.5
②物価の安さ:5
③清潔さ:9
④食べ物:7
⑤自然:7
⑥利便性:8
⑦見所:10
⑧治安:9
⑨気候:6
⑩総合評価:8