10/26〜10/29
ハンガリー・セーチェニ温泉で朝風呂に入り整った後、空港へ向かい一路キエフへ!!
本当はルーマニアからウクライナへ入りたかったんですが、シビウからだと直通電車やバスがなく、かなりめんどくさそうだったのでハンガリー経由で行くことにしました。
利用した航空会社はヨーロッパではめちゃくちゃ有名なハンガリー資本のLCC,wizzエアー!!
専用のアプリさえDLしておけば、チェックインもボーディングパスも携帯で全てDLすることができ、イミグレも携帯をかざせばそれで終わる優れものです。
(ていうか逆にダウンロードしないと面倒なことになるかも笑)
(ブタペスト空港ではしっかりプライオリティパスでラウンジ満喫。笑)
(ヨーロッパLCCはこうやって自力で搭乗するタイプが主流です。)
二時間ほどのフライトでキエフ着。
ハンガリーまではあれほど晴れていたのにめちゃくちゃどんよりした霧。
ていうより視界100mくらいしかありません笑笑 よく欠航にならなかったな、、、笑
イミグレはそこそこ混雑していて、前の人が入国審査官に怖い顔で問い詰められていたのでビビってましたが、いざ自分の番になると、
「Konichiwa🤗🤗🤗」
の一言でバンッ!!!とスタンプを押されて終了。笑 ほんと日本パスポート最強すぎる😭😭
UBERをよんで宿にチェックインするはずでしたが、、、
まさかのbooking.comにのってる住所に宿がない🤪🤪🤪
途方に暮れていると示された住所(ただのアパートだった)に住む優しいウクライナ 人のお兄さんが宿に電話をかけてくれました泣
するとどうやら住所は全くちがうことが判明。
宿がタクシーを手配してくれましたが、一時間近く待たされ、その挙句そのタクシー代はこちらが払えとのこと。
こちらに全く非はないのでウクライナ人のお兄さんも怒ってくれましたが結局取り合ってもらえず、タクシーの運ちゃんも呆れて帰ってしまった笑 のでテキトーに駅前の違う宿にチェックイン。
(一悶着あった後に、お兄さんがバイトしている近くのアジア料理屋さんへ。フォーがめちゃくちゃうまかった。)
(キエフ駅前を散歩していて見つけたスーパー。お酒がたったの8.5フリブニャ(35円)。安すぎるw)
その後は霧の中、駅前をぷらぷら散歩して1日を終えました笑
***
翌日はキエフ街歩き。
今日も曇っていたものの幸いにも雨は降らず!
聖ソフィア大聖堂や聖ミシェル教会などの世界遺産になっている教会群をまずは見学。
大体こういった教会は博物館のように観光客が見て回るだけのことが多いですが、ペチェルスク教会などのキエフの教会は本当に敬虔なキリスト教徒達が熱心にお祈りをしていました。
写真撮影は出来ませんでしたが、特に教会地下墓地が圧巻。
3フリブニャ(10円くらい)でロウソクを買い、暗い中を進んでいくと神父達の飾られたお墓があり、皆一つずつキスをして手を十字に切って祈りながら進んでいきます。
ちなみに西ヨーロッパで見るカトリックと違い、ウクライナやロシア正教は指をつまんで十字に切るのではなく、人差し指と中指をくっつけて十字に切る祈り方をするそうです。
(カフェで取った本日の昼食。魚(あじ?)とフリットのタルタルがとても美味しかったです。確か酒込みで700円くらい。)
教会を一通り見て昼食を食べた後は、チェルノブイリ博物館へ。
文字通り、原発事故について当時の状況が記録された博物館です。
博物館の外に誰もおらず、ひっそりとロシア語表記がされているだけなので本当にやっているのか怪しかったのですが、中はちゃんと人がいて見物客で賑わっていました。笑
ここでは原発事故当時の状況を詳しく伝えた博物館で、日本から多額のODAを得て建設された博物館です。日本語のオーディオも数ドルでレンタルできるので一人で来られる方は借りることをオススメします。
(放射線でダメになった街の名前らしいです。)
原発事故後、放射能が風に乗ってヨーロッパ(特に北欧全土)に広がったことや、放射能を浴びて亡くなった作業員、ソ連兵の遺影、何十万人の周辺地域の避難民が出たことを詳細に記しています。 また日本から援助があるのもあって、福島原発や広島・長崎原爆に関する記述も。
(原発事故で亡くなった方々の写真がたくさん中に収納されています。)
やっぱり当事国として同じ事故を体験している以上、人ごとに思えず、かなり見入ってしまいました。。
チェルノブイリの実物を見に行かれる方は、キエフ市内にあるこちらの博物館で予習してから行くといいと思います。
その後はキエフ市内をぷらぷら。
西欧・中欧と違い、色使いが鮮やかで目に留まる建物が非常に多いです!
あいにく曇天の一日でしたが、晴天だったらもっと映えること間違いないと思います。
(こんな鮮やかな青色や黄色塗装をした教会、よくよく思ったら今まで一回もみたことなかったかも。。。)
(中もめっちゃくちゃ豪華です。)
(カフェで一服。ケーキにかかってるソースが甘すぎてなかなかきつかった。。笑)
夕暮れ時にはメトロに乗り、Youtubeで紹介されていて個人的に行きたかった、、、、
ウクライナの青空ジムへ!!!
(キエフ地下鉄。どこまで乗っても10フリブニャ、30円でいけます。笑)
でもこのジム、普通のジムではなくて、
なんと第二次世界大戦で使われたソ連兵器の部品でジム用具が作られているのです!!!!笑笑
トルコ近辺を旅している時に教えてもらったのがきっかけでしたが、
!?!?
本当にみんなガチでやってるwwww
冬入りかけで寒く、夕暮れ時だったのもありまあ流石に観光客くらいしかいないだろうと思っていましたが、みんなガチでトレーニングしていましたwwww
流石元兵器だけあっただけあり、バーベル一つとっても軽そうに見えてめちゃくちゃ重いものが多いです笑 こりゃいいトレーニングになりそう。 どうやって使えばいいのかよくわからん器具も多かったですが笑
是非キエフに来られた方は立ち寄ってみることをオススメします。
メトロ「Hidro Park」駅を下車して橋を北に渡ったすぐのところにあります!
その後中心部まで戻り、夜ご飯を食べ宿へ戻りました。
(夜に食べたラーメン&寿司。てか僕はラーメン頼もうかと思いましたが確実に微妙そうな色をしていたのでトムヤムクンをオーダー。結果的にこれが安パイで正解でした笑)
***
翌日はかなり早起きして6時に起床。
今日は遂に個人的にウクライナ最大のハイライト、チェルノブイリ原発へ向かいます!!!!
ここへはツアーでしか向かうことができず(通常価格99USD,ラストミニッツで149USDもしました。たけえ。てかなんでラストミニッツで値段上がるねん。)
ちなみに放射能測定器はタダじゃなく事前に有料(確か5か10USD)でつけないといけません。後悔したので先に書いておきますw
1時間半ほどバスで飛ばし、キエフから150kmほど離れた箇所にチェルノブイリは存在します。
途中警察の検問が原発20km圏に入った辺りにあり、ツアーの証明書の紙とパスポートを提示し、GPSが配られます。
これで監視するってことなんでしょうか。笑
そして10km圏ちょっと手前のホットスポットにまず停車。
以前は村だった打ち捨てられた家々が広がり、線量計がピーピー!!と警報音を鳴らしていました。
(廃墟の家の中の人形。)
(め、めちゃくちゃこええwwwwwwww)
家の前の庭の土壌に線量計を向けると、、
かなりの線量を示しています。(東京の通常の放射線量は0.03マイクロシーベルトくらい)
てかめちゃ高くね???w
25マイクロシーベルトなんて福島原発の直近でもこんな数字は出ませんww
(調べたら原発1kmとかで3、4マイクロシーベルト)
やはり世界最悪の原発事故だけあります・・・・。
その後、5km圏と入り、廃墟と化したチェルノブイリの街を探索。
(原発事故で殉職した職員の銅像。)
ボロボロになったマンション、
ガラスの破片だらけの廃墟プール、
避難を余儀なくされ開園間際で一回も使われることなく朽ち果てた観覧車、
買い物かごだけが残ったスーパー、
朽ち果てたメリーゴーランド、
グラウンドが森と化したサッカースタジアム、
ちなみに👇の観客席の前の場所が「スタジアムがあった場所」です。
え!?!?!?20年くらいで木ってこんなに生えるものなのかよ!?!?ってビビりました。
自然の力ってすげえ。。。。。。
などなど。基本的に線量計はずっと警告音を出しっ放し。
ヨーロッパ最大規模のゴーストタウンでもあるらしいです。
むしろ30年でこれだけ森林化が進んでいることに驚きました。
住めるレベルの線量になるまでは除染なしだと数万年かかるらしいですが、
それまでに完全にここは自然に戻っていることでしょう.....
(ポツンと木にぶら下がるガスマスク。)
また、それより驚いたのは、
まだ原発が稼働しているということ!!!!
爆発事故が起きたのは3、4号機だけだそうで、事故処理後は普通に被害がなかった原発は再稼働しています。
この線量でマジかよって感じですが笑
日本じゃ考えられないですね。
昼食は5km圏内に唯一ある食堂でご飯。
(食堂に入る前に線量検査をしてから入場します。)
なんでむしろ営業してるんだって思いましたが、よくよく考えたら原発作業員のためのようですね。すげえ〜w
(スープとお肉、サラダ。典型的な東欧料理ですが、すごく美味しくてお代わりまでしてしまいましたw)
(その後原発施設のすぐ隣まで近寄り、止まって降りることができました。右のドームが当時爆発して屋根が吹き飛んだところらしいです。福島原発と同じですね。)
(被害がなかった原発は今でもガンガン稼働中です。。。。笑)
原発施設以外にも、ソ連時代にミサイルを検知するために建てられた巨大レーダー施設も見学。結局数年使われただけで遺棄され、原発に10kmほどと近く解体するにも振動で原発への影響が懸念され壊すに壊せないのだとか。
(砂に絵を棒で書いてこのレーダー施設の目的を説明してくれるガイドさん。その当時衛星がなかった時にはこのレーダーは役に立ったそうです。)
てかそんな振動起きただけで原発に影響するのwww危険すぎでしょwwwと突っ込みたくなりましたが。しかもまだ稼働してるんやで?w
(ポケモンGOを揶揄してると思われる落書き。まあ確かにレアコイルとかピカチュウここならバンバン出てきそうではある。笑)
別に原発反対派とかじゃありませんが、これを聞くとウクライナが心配になってきます。。。地震ない国の安全対策はこんなもんなんでしょうか。
そう考えると日本の技術レベルって本当にすごいなあと思います。
キエフに戻ったのは夜8時頃。
友人に勧められた駅前のウクライナレストラン「プザータハータ」で夕食をとり、
宿へ戻りました。
(これでプザータ・ハータと発音します。)
(バイキング形式で明朗会計なのも嬉しいです。)
(うまそうなのが多すぎてプレートからはち切れんばかりに頼みまくってしまいましたw でもこれでビール込みで1000円行くか行かないかくらいです。)
悲しい気持ちになる見所でしたが、当事者でもある日本人は特にチェルノブイリは必見だと思います。
次回は明るいウクライナの見所をご紹介しますのでお楽しみに!笑
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***キエフ・ウクライナの評価***
①人柄:7
②物価の安さ:9
③清潔さ:6
④食べ物:6
⑤自然:6
⑥利便性:8
⑦見所:8
⑧治安:7
⑨気候:5
⑩総合評価:7