会計士兼タピオカ屋の世界二周目ブログ!

茨城県生まれ。3〜11歳まで中国在住、大学4年時に米国一年留学後、7ヶ月の世界一周。公認会計士として監査法人で勤務しながらキッチンカーでタピオカ屋を起業。2019/5/28よりキッチンカー売却及び監査法人を退職して世界二周目へ。いかに後悔ない人生を送るかしか考えていません😋

DAY65-67 パキスタンの桃源郷・フンザ🇵🇰

7/31〜8/2

 


7/30の夕方にペシャワールを出発し、ラワルピンディへ向かう。

17時ペシャワール出発の、19:30ラワルピンディ着。

今回乗る「faisal movers」のバスターミナルへ向かい、一路パキスタン北端のフンザへ。

 

 

 

ここフンザはインドのラダックと同様風光明媚な場所で、あの宮崎駿監督もここへ来て感動し、「風の谷のナウシカ」のモデルになった場所とも言われています。

 


しかも今までは途中の街ギルギットでの乗り換えが必要でしたが、政府の観光業促進を受け、つい数週間前からイスラマバードからフンザへの直通バスが出るようになりました!👏👏

 

 

 

しかし山道や未舗装路をひた走るため走行時間はめちゃくちゃ長く、定時で走っても16時間かかります。。笑

 


まぁ勿論定時では行かず笑、結局22時に出発してフンザに到着したのは翌日夜19時前。

 


実に21時間もかかりました、、、笑

 


ただ途中の景色はこれもラダック同様(ラダックは飛行機だったけど)素晴らしく、また飛行機と比べて格安(2500円ほど。飛行機はギルギットまでで10000円くらい、かつ有視界飛行のため欠航しやすい)で席も快適なので、フンザに行く際はバスをお勧めします。

 

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朝4時半くらいの道中。

 

 


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ラダック同様岩肌がむき出しの大地をひた走ります。

 


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同じバスで仲良くなったパキスタン人の大学生達 

 

 

フンザでは観光地なのもありカウチサーフィンのホストがなかなか見つからず、パキスタン初めて一人行動かなーと思っていたけれど、20代の若いパキスタン人達5人と仲良くなり行動を共にすることにー!(^^)

 


ホテル代もかなり抑えられたし、一人じゃチャーター代的に高すぎて行けないところも格安でいけたしめちゃくちゃ友達できたし最高だった笑笑

 

 

 

こんなに簡単に見知らぬ人でも仲良くしてくれるパキスタン人の人懐っこさは世界一だと本気で思います。

 

フンザ到着後、宿の屋上からの景色がこちら。 

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まさに風の谷のナウシカ!!!

 

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確かに似ている!!!!笑

 

10時過ぎくらいに皆んなで遅めの夕食を食べたあとシャワー浴びて就寝。

当たり前のように奢ってくれたし、本当にパキスタン人みんないい人すぎる、、!!!

 

 

 

***

翌日、ジープをチャーターして途中観光しながら中国国境までぶっ飛ばして行きました。

 


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そびえ立つ雪山。標高7,000m超え。

 

 


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途中からジープの上のカバーを取ってオープンカー状態に。

めっちゃくちゃ気持ちいい!!!!笑

 


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流れ落ちる滝。 

 

 

 

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ラダック同様、絶景すぎる!!!

 


でもフンザの方が雪山🏔が間近に聳えていて一つ一つの景色のクオリティはこちらの方が上だと思います。

 

 

 

 

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アタバード湖。実はこの湖、2010年にデカイ土砂崩れがあって川が堰きとめられたことによって出来た湖なのです。

村も、そばを走っていたカラコルムハイウエー(KKH)も水没してしまい、上部フンザに行くのが困難になっていたのを、一帯一路を推し進める中国の力で長距離トンネルをつい2,3年前に完成させ、物流を復活させるとともに観光もできるようになったそうです。

 

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数年前まで存在しなかったなんて考えられないくらい綺麗に青く透き通った湖となっていました。

 

 

 

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フンザ川のそばに広がるパスー村


国境前の最後の街、スストを過ぎると、標高2500m前後だったのが急激に坂道になって上がり始め、4000mを突破。

 

 


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午後2時半頃、中国新疆との国旗に到着した時には標高4,700m超えとなっていました。

ちなみにここが、

 

 

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世界一標高の高い国境です!!!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

 

 

 

てゆうか手前の街のスストまでしか行けないと思っており、本当に国境まで行けるとは思ってなかったため防寒着全然持ってきてなかった、、、笑

 


意外と直射日光が当たって国境自体は暖かかったですが、途中のトンネルや日陰が死ぬほど寒かったので、ここに来られる方は必ず防寒対策してくることをお勧めします。

バックに入れてたライトダウンなかったら死んでました。笑

 

 

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車を止め、歩いて500mほど先に「中華人民共和国」とどでかく書かれた国旗が。

「CHINA」とか英語書く気もさらさらない辺りが中国っぽい笑

 

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中国側ではウルムチやカシュガルから来た漢民族の観光客達が。

本当に数メートル先の声をかけられる距離までいけるので、こっちがパキスタン万歳と叫んだあと「中巴友谊!!(中国パキスタンの友情との意味)」とあちら側が叫んでました。笑  (勿論彼等は1ミリも英語は出来ませんw)

 

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(フンザでずっと行動を共にしていた友人たちと。) 

 

中国側のイミグレはめちゃくちゃ厳しいと聞いていますが、そんな雰囲気もなく平和な感じ。

印パ国境が軍人だらけなのに対し、こちらのパキスタン警官は銃すら持ってませんでした笑

(ラダックで見たう●この隊列もなく笑)

 

 


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(途中にあった村と村をつなぐ吊り橋。下は激流。危なすぎるでしょwwww)

 

帰りもアタバード湖に寄ってチャイで一服して9時過ぎ頃宿へ帰還。

フンザ付近に来るまで全く街の灯りがなく、途中の星空が感動するほど綺麗でした。

(天の川と流れ星まで見えたよ!!!💫)

 

 

 

***

翌日、9時前に出発し、再度同じドライバーとジープをチャーターして「naltar lake」へ。

 


本当は毎回8時出発だけど、超マイペースな人達なので毎回1時間くらい遅れて出発。笑

ドライバーも特に怒る様子もなく、流石はパキスタンでやなーと思います。

 

 

 

何があるかも把握せず、とりあえず皆んなについていっていますが、結論めちゃくちゃ秘境で最高に美しい所でした!!!

 


ギルギット方面へ下り、そこからは完全なオフロード。

中国資本の発電所や鉱石採掘場などを抜けると、そこには見事な桃源郷が広がっていました。

 

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雪山から流れ落ちる川。めっちゃくちゃ冷たいです。

 



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アルプスのような綺麗な村。冬になると天然のスキー場ができるそうです。

 

 

 


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途中の村から車に飛び乗って後ろに張り付く現地の子供達。笑

 

 


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かなり日差しはきつめ。すごく日に焼けます。

 


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点在する村の村人達は肌はインドっぽくても半分以上が青い目をした完全なヨーロッパ系の顔立ち。

昔はるかヨーロッパからアレクサンダー大王が攻め入った時の兵士がここに定住したからだそう。

 


2時間ほど岩石群をすすみ、橋のない川を渡り、森を抜けるとそこには透き通った青い湖が。

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きれい!!!!!!

 


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ここまで連れてきてくれてありがとう!!!!!😭

 


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iphoneの無加工でこれですよ。凄くないですか。

 

 


それだけでも十分に美しかったけど、荷物を置いたあと岩をよじ登っていくと、牛や馬が静かにただずむ川洲やブルーラグーンがおよそ5,6個あり、そばには氷河と共に雪山が聳えていました。

 

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もう一回言いますがIphone無加工ですよ。絵画みたい。

 


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身震いするくらいの絶景。対岸にはトレッキングをしていた人たちの雄叫びが木霊していました。

 


こんなにも美しい名前もない(fairy lakeというらしいがメジャーではない)湖や川があるとは全くもって思いませんでした。

思わず雄叫びをみんなであげるくらいの絶景続き。

「naltar lake」といえば地元の人には通じるので、是非時間がある方は行ってみてください。

 

 

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フンザ名物のピザ。ナンの中にポテトなどの具材を入れて釜で膨らませて作ります。

 


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テント設営!!!!!!!

 


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キャンプファイヤー。

 

 

 


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夜は木を自分たちで集めてキャンプファイヤーをしながらテント泊。

高度3000m超えで非常に乾燥しているため、火をつけた瞬間ほぼ全てに燃え移るほど。

1mほどの木の山を4つくらい集めてやっと5,6時間ほど可燃性が高いです。

 


地元の羊肉をケバブでいただき、水は氷河から流れてくるキンキンに冷えた湖の水をペットボトルに入れて飲んでました。

 

 

 

スピーカーで音楽を流して踊ったり、パキスタンの教育制度、はたまた人生観・恋愛観について語ったり。

 

こんな衝撃的に印象に残る秘境は生まれて初めてかもしれません。

本当にここまで連れてきてくれた皆に感謝すると共に、出会いに感謝します。

 

 

***パキスタン・フンザの評価***

①人柄:9

②物価の安さ:7

③清潔さ:7

④食べ物:7

⑤自然:10+

⑥利便性:3

⑦見所:8

⑧治安:9

⑨気候:9

⑩総合評価:9