6/26~27
ゴアから寝台バスに乗り、一夜ハンピへ。
南インドの夜行バスは、バスターミナルに集めて出発するのではなく、各都市7,8箇所の停留所を設け、それぞれ自分の家から近い場所から出発するケースが多い。
普通はかなり便利なシステムだと思うけど、いかんせんここはインド。
いつくるか分からんし、そもそも停留所が全然見つからん٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و٩( ᐛ )و
そういうこともあってか、ショートメールでバスのナンバー、運転手の電話番号を通知してくれることが多いです。
ただ、基本電話しても英語は通じませんww
ローカルの人で英語話せそうな人に掛け合ってなんとかバスを探し出し、無事乗車。
どーーせいつものごとく数時間遅延するだろうと思っていたが、、、
クッソ朝早い定刻に着いた/(^o^)\
朝5時前。
むしろ2時間くらい遅れて欲しかったわ、、笑
係員らしき人が
「last stop〜〜!!!」
と叫んでいる。
ハンピ着くのはぇえなぁ、、と思っていたが、、
ん????ここハンピじゃないやんけ!!!Σ( ̄Д ̄ )
問いただしたらどうやら奴はトゥクトゥクドライバーらしく、その後運転手に聞いたらこのまま乗ってればハンピ行くよとのこと。
あっぶねーーーー騙されるところだったww
地元の人はほとんどがこのハンピの麓の町「ホスペット」で降りるため、そのまま付いていくと結局また数百ルピー払ってハンピまでトゥクトゥクで行く羽目になります笑笑
30分ほどガタガタ道を飛ばし無事ハンピ到着。
サトウキビ畑、椰子の木しかなかったのが、いきなりゴツゴツした奇岩だらけの場所に。
ちょうど日の出のタイミングで、遺跡群が黄色く染まって綺麗だった。
ハンピには日本人宿があるとの情報を事前に知っていた。
その名前は「カルヤンゲストハウス」。
ただ、ハンピはインド仏教の遺跡群などが世界遺産登録されており、お酒や肉類を売ることは出来ず、公式には宿泊施設も禁止。
(川を渡った対岸はオーケーらしい)
そのため数年前に一斉摘発がありその煽りでカルヤンゲストハウスも閉鎖されたとネット上に書いており、booking.com上も検索でヒットするもののどの日程を調べても全部満室で表示されるため、閉鎖されたものと諦め、他のゲストハウスを予約。
が!!!!
まさかの予約した先がカルヤンゲストハウスの隣だった笑笑
しかも泊まっている欧米人と日本人が!!!
ただやはり彼らもネット上では予約できず、ぶっつけで来たらそのまま何事もなくチェックイン出来たようだ。
しばらくしてオーナーもやってきて聞いた所、怪訝な顔をして
「??ふつーにやってるよ??」
との事。
ハンピに来ようと考えているみなさん!!Booking.comが壊れてるだけでカルヤンゲストハウスは普通に営業しています!!!笑
その後ハンピでは基本カルヤンで仲良くなった日本人女性2人とドイツ人男性と行動していました。
朝食を食べに行き、一眠りして午後から行動開始。
トゥクトゥクのツアー客引きが結構あって、普段はこう言うのはあまりついていかないけれど、2時間超回って一人100RS(150円)と激安だったので回ってみることに笑
うぉおおお予想以上にすごい!!!笑
トルコのカッパドキアにかなり似ていると感じる。
カッパドキアは遺跡というより色んな形をした奇岩群があってその中にたまに今でも人が住んでいるような場所があったりするけれど、
ハンピはインド仏教の聖地でもあるためもっと遺跡感が強い。
スケール的には同じくらいだと思う。
トゥクトゥクでは7個くらい遺跡に連れて行ってもらい、どれもすごく見応えがあって見る価値のある遺跡ばかりだった。
にもかかわらず、基本的に観光地用にしっかりと整備されている遺跡はあまりなく、最低限の補修しかしていないのでふら〜っとタダでみて回ることができる。
雨季とはいえインドの中でも有数の見ごたえある場所なのにインド人観光客もかなり少ない。
気候も過ごすやすく、日中で30度行くかな〜くらい。
デリーとかの40度越え地域行ったら死んでまうんじゃないかと思う。
夕食はみんなで屋台飯。これがすごい美味しかった!!!!
4年前初めて北インド・ネパールを旅行した際に40度近い高熱を伴う食中毒の洗礼を受けて以来、かなりストリートフードには気をつけていたけれど、インドの屋台飯をこうも簡単にばくばく食べるようになるとは笑
***
翌日は聖地化されていない対岸へ。
「対岸」といえど間を流れる川は本当に小川レベルで、数十メートル泳げば渡れるレベル。
なのに橋は架かっておらず(数十キロ先までない)、泳いで渡ろうとすると監視員に止められ、お金払ってボートに乗らないといけない。
完全にボートビジネスのためやん・・・・笑
こういうのを既得権益って言うんだよな笑
ものの2分くらいで渡ったのち、スクーターを3人で借りて3ケツ。笑
2ケツは何回もしたことあるけど、3ケツは流石に初めてww
でも普通の2輪よりシートが広いぶん、意外と余裕で運転できた。
カルヤンに泊まっていたドイツ人のヨハネスは、ボランティアをここでしていたのもあってもう半年近くハンピにいるらしい。
今日から彼は対岸の以前泊まっていた民宿へと移っていて、自分たちが対岸に渡って合流してからは対岸の寺院や見所を猛烈にバイクで爆走しながら案内してくれた。笑
タイ・チェンマイ以来のバイク運転だったけど、奇岩だらけの壮大な景色を眺めながらバイクで疾走するのはめちゃめちゃ気持ちよかった!!!
生きてる〜〜旅してる〜〜って感じ。笑笑
雨季だけれども東南アジアのスコールのように雨が降るのは数時間だけで、あとは基本的に晴れていて、運転日和だった。
ヒンドゥー教を学んでいるドイツ人の彼は本当に今まで出会った中で一番優しい仏のような人で、お菓子を買っては物乞いに一つずつ恵んであげたり、自分たちを案内ついでに隣町まで行って、文房具を一式買って子供たちに配ってあげたりしていた。
彼の中でお金っていうのは本当に自分が必要な分だけあれば、あとは分け与えるべきものなのだろう。こういう人達は心から尊敬するけれど、コルカタのマザーハウスボランティアでも人助けに向いていないことを痛感した今、自分がこの境地に達するのには人生3回分くらい経験しないと難しそうやな・・・とも思ってしまった。。
う〜〜ん、でも本当に幸せそうな優しい笑顔するなあ、この人。素敵や。。
(ヨハネスとの写真撮り忘れましたHolly shit)
5時に原付を返し、嫌々ながらもボートに乗り(数十円なんだけどね)、対岸で仕入れてきたお酒を隠し持ち、宿で晩酌。笑
コルカタ以来数週間ぶりの日本語だったし、現地の人とは交流していても旅人と絡んだのもコルカタぶり。
やっぱり同じ立場、同じ母国語ってだけでこんなにも楽しいもんなんやな〜と思いました。笑
ゆっくりお酒を飲み終わった21時過ぎごろ、見送ってもらいながら麓の町ホスペットから夜行バスに乗り込んだ。
世界一周友達がここを勧める理由がよくわかりました。w
皆さん!!!インドに来る際は是非ハンピへ!!!
後悔しないし楽しいゾ〜〜〜〜(๑╹ω╹๑ )!
***インド・ハンピの評価***
①人柄:7
②物価の安さ:6
③清潔さ:6
④食べ物:6
⑤自然:9
⑥利便性:5
⑦見所:8
⑧治安:8
⑨気候:8
⑩総合評価:8