8/26~8/29
午前にヒヴァを出発して、さらに西方のヌクスへ。
ヒヴァを一緒に旅したこうへい君はここからトルクメニスタンへ行くため、ウルゲンチで乗り換えて国境へ向かうよう。
二週間待ってまだビザが下りた連絡が来てないらしいけれど笑、国境で確認しに行くらしい。
自分も本当はウズベキスタンからトルクメニスタンを超えてイラン、あるいはカザフスタンのアクタウまで抜けてカスピ海を越えてアゼルバイジャン入りを目指したかったけど、前者はトルクメニスタンビザ取得が前述の通り非常に厄介で、後者はカスピ海を超える船がいつ来るかわからん&陸路だとどちらもビザが必要になってしまうので、諦めてタシケントまで戻ることにしました笑笑
ウルゲンチで乗り換え、シェアタクシー乗り場にてヌクスへ。
一人50.000ソム。(500円)
途中に町と呼べる町はほとんどなく、4時間ほど砂漠を飛ばし続けます。
ちなみにウズベキスタンでは燃料の給油は石油ではなく、天然ガスなのです!!
地獄の門で有名なトルクメニスタンで大量の天然ガスが取れるため、ウズベキスタンでも天然ガスの方が圧倒的に安いのだとか。
それにしても普通の車を輸入してなぜガスで動くのかが謎ですが笑笑
今回はギリギリでカウチサーフィンがとれ、ヌクスに住むウズベキスタン人一家にお世話になることに。
英語を勉強中の大学生の息子さんがヌクスを案内してくれましたが、ブハラのホストと打って変わって本当にいい人!!笑
拙い英語ながら、1日目はヌクスのバザールを案内してくれ、なんと2日目はアラル海がある150kmほど離れたムイナクまで一緒に行ってくれることになりました!*+.*1/.:
(お家に着いた瞬間にこの量のお菓子が出てきました笑 もてなしぶりがハンパないです笑)
バザールはわりかしどこにでもあるバザールではありますが、人々の顔つきはウズベキスタンの他の地域よりもどこかアジア系(モンゴル系)の顔つきが多いです。
あとで知りましたか、実はヌクスやムイナクがあるこの西の地域は「カラカルパクスタン共和国」というウズベキスタン内の自治区で、他の地域とはルーツが違うのだそう。
家で飲むと親の目があるそうなので、バザールの後、ヌクス駅前のお店でビール🍺を飲み、帰宅しました。
***
翌日、ホスト一家の長男ノビルデックと共にムイナクへ。
九時発のムイナク行きのバスになる予定でしたが、五分前についたらまさかの既に出発済みwww
仕方なく途中のクングラード行きのバスに乗り、そこからシェアタクシーで行くことにしました。
途中の景色は完全に草原。笑
mapsmeの表示をみるとムイナク一帯は青色の湿地っぽい表示になってるんですけどねw
トータルで4時間ほどで到着。
ノビルデック一家の友人のおじさんが現地で来てくれて、船の墓場まで案内してくれました。
(東京まで6,683km。遠いところまで来てしまったものです。)
(打ち捨てられた船。あたりは砂漠です。)
船が打ち捨てられているあたりは区画化されていたけれど、船自体は完全に煤こけた中身のない廃船。
時を感じると共に、ソ連時代の過剰な灌漑政策によって1日あたり数キロの勢いで水が引いていった20世紀最大の環境破壊の凄さを感じました。
(元々のアラル海が写真左の黄色いエリア。縮みすぎww)
(実際の航空写真。)
(干上がると塩分のみが残るので、塩だけが残って塩害を引き起こしていきます。)
(昔のムイナクを描いた風景画。)
それにしてもたった数十年で世界二番目に大きかった湖がほとんど消えてしまうとは。自然は非常に脆いものなんですねえ、、、
(お昼ご飯に食べたチキン。めっちゃ美味しかったです。)
昼ごはんをムイナクで食べ、シェアタクシーで一気にヌクスまで戻りました。
何故か帰りが異様に安く、たったの一人35,000ソム(350円)で三時間ほど飛ばしてヌクスまで行ってくれました。
現地の人と行動を共にしているのもあると思うけど、それにしてもウズベキスタンの交通費はめちゃくちゃ安い気がします笑
夜ご飯を一家でいただき、弟さんとチェスをしたり、筋トレをしたりしながら夜を過ごしました。笑
(部屋にある器具で筋トレに励むノビルデック君。)
ウズベキスタンの家庭は基本布団で寝ることが多いようで、お洒落なマットを重ね、シーツを引いて寝る感じがすごく幼少期に畳で寝ていた頃を思い出し、懐かしい気持ちになりました。片付けやすいしスペースを取らないしやっぱり布団もいいもんだなぁーーー
***
翌日は完全にゆっくりDAY。
シムケントで行ったサウナが良すぎてここヌクスでもないかどうか聞いて回ったりしましたが、あいにく見つけた数軒は全て何故か修理中。泣
ぁあーーーまた早く整いたいーーーー笑
カフェでブログ更新作業をしたり、弟さんとまたチェスで真剣勝負をしたり。
(レストランで作業中。このケーキまーーーーーじで甘かった笑)
(弟さんとチェスガチ勝負。ギリギリで勝利!!!!YES!!!)
基本英語話せないけど、こういう遊びは言葉要らずして仲良くなれるのでいいですね。
ちなみに二戦とも激闘の末なんとか辛勝しました!!笑
弟さんは中学生ながら大学生とチェスを戦うくらい強いらしいですが、我ながら驚くくらい5手先くらいまで読めて戦えました。普段頭使ってないぶん集中力が溜まってたのかもしれないですね笑
(夜ご飯に出してもらったピラフ。ちょっと油っぽいけど美味しいです。)
美味しいご飯と快適なシャワー、快適な布団で寝させてもらい翌日のヌクス→タシケント行きの飛行機へ。
最後になんとカラカルパクスタン共和国の伝統帽子までいただき笑、本当にヌクスでは良くしていただきました。
地元の人と触れ合いながらの旅は本当に飽きがこなくて面白いです!!😊
(お父さん、弟君、可愛い妹ちゃんと。ほんと〜〜〜〜に優しかったです。)
(THANKYOU、Rahamed!!!!!)
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***ウズベキスタン・ヌクス,ムイナクの評価***
①人柄:8
②物価の安さ:9
③清潔さ:7
④食べ物:5
⑤自然:7
⑥利便性:5
⑦見所:5
⑧治安:9
⑨気候:7
⑩総合評価:7
*1: °ω°