8/7〜8/9
新疆時間の7時ごろに起床し、8時にバスターミナルへ。
ちなみに毎回何故「新疆」時間と言っているかというと、中国では東西に国土が広いにもかかわらず公式には北京標準時しか存在しないのですが、実際に新疆で北京時間を使用すると朝日が昇るのが10時くらいだったりと非常に生活に支障が出るため、非公式に北京時間から二時間マイナスした新疆時間が存在するわけです。
何故北京時間しか作らないんでしょうね。おそらく「中国は一つ(☝︎՞ਊ՞)☝︎」の共産党プロパガンダの影響でそうなっているのだと思いますが。
カシュガルへはシェアタクシー(小车)と乗り合いバン(大班车)とが存在しますが、65元とシェアタクシーの半額程度の乗り合いバンで向かいます。
(途中やったら多い検問。一つの市や大きい道が合流するごとにある気がします。)
約300kmほどなので、まあ4,5時間かなーと思いきや、運ちゃんがめちゃくちゃオービスを気にした運転で、ピタリ50km運転。笑
ウイグル系の運ちゃんなのもあり、締め付けが異様に厳しい新疆では、交通の取り締まりも厳しいのだろうと感じました。
新疆時間8:30くらいに出発して、14時ごろカシュガルの西の郊外に到着。
着いて思ったのは、、、
「ここは中国じゃない😳😳!!」
飛び交う言葉も北京語は少数派で、ウイグル語がほとんど。
行き交う人々もロシア系に近い彫りの深い顔つきをした人が多く、旧市街は土とレンガで出来たアラブの建物が並びます。
しかし一つカシュガルで厄介なことが、、、
それは、
外国人を受け入れてくれる宿が極端に少ないこと。
インドでもそういう宿はたまにありましたが、ここでは10軒以上回って尽く全て拒否。。。泣
ユースホステルにも向かいましたが、唯一受け入れてくれる「パミールユースホステル」は満室で、「オールドタウンユースホステル」は今年から外国人受け入れをやめたそう。
なんでやめんねん👿👿👿👿👿
幸い中国語は話せるので、他のホテルを斡旋してもらったり二転三転した結果、、、
!?!?!?!?
超高級ホテルに宿泊する羽目になりました。。。笑笑
一泊一室380元(約6,000円)。
インドだったら20泊出来ますね🙄🙄🙄
タシュクルガンで出会った、けいさんと一緒に行動していて、部屋代を割り勘出来たのがまだ不幸中の幸いでした笑
ただその分部屋は死ぬほど綺麗!!!!
この後またドミトリー生活に戻るのが鬱になりそうなほど快適なホテル暮らしでした。笑
ベッドも一流なので、ドミ暮らしの時より圧倒的に睡眠のクオリティが高い気がします笑笑
(疲労困憊になりながら途中で入った中華屋。青椒肉絲と回鍋肉美味すぎてケイさん昇天。)
***
ぐっすり寝た翌日、カシュガル市内を観光。
まずはバスターミナルに向かい、キルギス行きのバスを調べようとしましたが、、、、
maps.meに載ってるバスターミナルが無くなってました。泣
昨日も載ってたユースホステル(maitian麦田ユースホステル)がどこ探しても無かったので、ほんとカシュガルではmapsmeに翻弄され続けですわ、、、(´;ω;`)
少なくとも、
・カシュガル南西にある「国際バスターミナル」は存在しません!!!正しくはカシュガル鉄道駅の隣にあります!!
・「maitian麦田ユースホステル」はmapsmeの表示位置には存在しません!!!
・「カシュガルオールドタウンユースホステル」はbooking.comにも表示されますが外国人は泊まれません!!!
てなところでしょうか。。。笑
これ以上被害者が出ないことを祈ります。。
(バスターミナルの一番左にあるキルギス行き窓口。毎週月曜のみ運行のようです。)
(キルギス行きが明日ないので、ウチャ行きを買います。)
仕方なくまたバスでカシュガル中心部へ戻り、鉄道駅隣にバスターミナルがあるのを確認。チケット売り場に並びましたが、当日券しか買えないらしく、時刻だけ確かめて戻りました。
ウイグル人の北京語は本当に聞き取りづらいです、、、泣 その割に中国人よりも大声で喋る人もちょいちょいいるので、本当に何を喋っているのか訳分からんことも多いです。
他の国だと現地語が話せなくても親切に対応してくれることが多いですが、中国の場合は中国語が話せないと(彼らは英語を話す気がないため)そこで去っていってしまったり無視されたりすることも多いように思います。
そういう意味では中国語が多少出来て本当によかったと思いますし、中国語が出来ないまま長期で中国を旅している人は本当にすごいなぁと思ってしまいます、、笑 絶対メンタル強くなるよね。
ある意味スペイン語圏より難易度高いんじゃないでしょうか笑
その後またバスで中心部へ戻って旧市街観光。
(街並みがまるでアラブのよう。)
(途中で入ったタピオカー!!!うまし!新疆にもあることにも感動!)
(モスク。ここはもはやお祈りを捧げるところではなく、完全に観光施設と化し、有料となっていたのでスキップ。モスクで金取るところ初めてみたわ、、笑)
確かに人は漢民族ではなく、宗教もイスラム教メインな雰囲気は出ているのですが、何かこう、本当のイスラームではない、作為的なものを感じます。
観光地だし仕方なく残してやってる、みたいな。アザーン(イスラームのお祈り)も全く聞こえてきません。
タシュクルガンからカシュガルへ来るときも三回検問があったり、ここの新疆の人達は一挙手一投足を全て政府に監視されているようです。(沿岸部では天安門付近以外は検問はほぼないです)
おそらく共産党にとってみれば異宗教・少数民族は反乱分子としか見ていないのでしょう。「再教育施設」とかは中国政府による有名な人権侵害施設ですしね。
去年から新規制でVPNもかなり接続しにくくなり、どんどん締め付けが厳しくなっている中国社会。ただ世界最大の人口を有し、ネット社会の現代でいつまでこの体制が維持できるんでしょうね。今までは完璧に抑え込んでいましたが、トランプに追及されたり、香港問題が起きたり、少しずつ共産党独裁体制に綻びが出てきているように感じます。
個人的には中国共産党はあと半世紀以内に無くなるんじゃないかって思いますね。半世紀も続いて欲しくないですが笑
本当はもう少し中華を味わいたいのであと数日はいたいところですが、明日出国しないと一週間近く国境が閉まるらしく、今日が中国ラストナイト。
もちろん最後のシメは火鍋ですね!!!!
スーープ!!!ケイさんが辛いの苦手で普通のスープにしてしまったのが悔しい笑
(うひょーーー!!!)
やっぱり本場の中華は激ウマです。それは新疆であっても変わりませんでした。
酒3瓶と牛肉セット二つ、野菜食べ放題、米食べ放題、アイス食べ放題で一人125元(約1,800円)。安い!!!
時間的にもかなり早めの夕食にしたこともあって、可愛い店員さんにすごい絡まれてました。笑 相手もウイグル系で中国語ネイティブじゃないため、同じくらいの北京語レベルで話しやすい笑
食べきれなくて「打包(ダーバオ、お持ち帰り)」できるか聞いてみたら、なんと鍋に入ってた汁全部持ち帰りの袋に入れてくれましたwwww重いwww
前日まで熱と腹痛で一日中寝込んでたのにもうお腹破裂しかけるまで食べるっていうね。ただのアホですね。笑
ホテルでもビール買って乾杯しながら、この旅初のバスタブに浸かってゆっくりしたりして、中国最後の夜は更けていきました、、、
***中国・カシュガルの評価***
①人柄:5
②物価の安さ:7
③清潔さ:8
④食べ物:9.5
⑤自然:6
⑥利便性:4
⑦見所:6
⑧治安:9
⑨気候:9
⑩総合評価:7