会計士兼タピオカ屋の世界二周目ブログ!

茨城県生まれ。3〜11歳まで中国在住、大学4年時に米国一年留学後、7ヶ月の世界一周。公認会計士として監査法人で勤務しながらキッチンカーでタピオカ屋を起業。2019/5/28よりキッチンカー売却及び監査法人を退職して世界二周目へ。いかに後悔ない人生を送るかしか考えていません😋

DAY18〜20 インドに併合されたヒマラヤの王国・シッキム

6/14〜16

 

カリンポンを朝8時に出発。

 

6時に起床したけど、ヒマラヤ地域は大体お店もどこも9時までには閉まり、朝は早い。

自分も夜10時就寝朝6時起床が染み着き始めていたため、全く苦ではなかった。

 

 

今日はさらに奥地のシッキムへ。

シッキムの入境許可は手続きの仕方さえ分かれば簡単に取得することができるが、外国人の入境できるポイントは5箇所に限られており、今回はその中でも良さそうだった、ケチェパリ湖(khecheopairi lake)へ行くことにした。

 

*西ベンガル州とシッキム州の境にザルなチェットポイントがあるだけなので、もしかしたら北シッキムなどもっと他のポイントにもいけるかもしれません。

 

 

カリンポンからの直通バスはないため、途中のジョレタンという街で乗り換え。

 

ただこの街行きの始発が12時だったため、結局また昨日ブログ書いていたレストランへ3日連続お世話になった笑

 

 

ジョレタン行きに無事乗車し、約1時間後に州境へ。

西ベンガル州とシッキム州の境は深い谷底になっており、そこを流れる川でラフティングをしている人が沢山いるのが気持ちよさそう。

 

残念ながら雨季のため、世界三番目に高いカンチェンジュンガなどのヒマラヤ山脈までは見渡すことは出来ないけど、昼間には晴れていることが多く、山間の景色はすごく綺麗だった。

 

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途中街ジョレタン。街中でこんなに道が空いてるインド初めて見た。

シッキム州に入ると舗装工事中の道が多く、半分くらいはデコボコ道。

またもや毎回飛び跳ねそうになりながら進んでいった。

 

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車窓からの景色。川がどんどん清流になってゆく。

3時間半ほどでジョレタンに到着し、今度は手前のゲイジンという街へ。

一旦300mくらいまで下がった高度が一気に2000m近くまで上がり、かなりヒンヤリしてきた。

2時間で到着したゲイジンからさらに乗り換え、山を上ったり下ったりしながら更に2時間。

夜7時半頃ようやくケチェパリ湖へ到着。

今日泊まるホームステイの男の子が迎えにきてくれていた。

(山間部ではドミトリーはないことがほとんどです)

 

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ここ7時間の行程で気温30度になったり15度になったから風邪引いたのかも。到着時にもらったチャイが体に染みた

かなり冷えた地域で半袖半ズボンだったのと、昨日カリンポンでもらった「煮沸した井戸水(土臭かった)」が当たったのか、微熱と下痢がダブルパンチできた笑

 

幸いにも下痢系には事欠かないくらいの薬は持ってきているので、薬を飲んで1日でほとんど回復した。

 

もうここまで来るとインド系の顔の人は観光客以外ほとんどいなくなり、ネパールチベット系の顔の人がほとんど。

オーナーの男の子(24)もすごい日本人に顔が似ていらと思ったら、なんと叔父さんが日本人らしい!笑(その子は流石に日本語は話せませんでした)

自分と同じように山奥の静けさを求めてここまできた挙句ここで現地の人と結婚し、今は家族で日本に住んでいるのだと。

 

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その日本人のおじさんが開いていた小さなお店。ポストカードなどを売っていたので買いました

ここまで辿り着いた時は日本人の中で世界でトップ10には入る秘境にいること間違いないなと思ったけど、上には上がいるもんだ笑

 

それから二日間ひたすら自分とホストの二人でインド人やタイ人のドギツイ英語の訛り方をモノマネしたりして遊んでいた笑笑

 

 

***

 

翌日はケチェパリ湖散策。

チベット仏教の聖地にもなっているようで、チベットの旗が一面にはためき、すごく幻想的な雰囲気の湖だった。

山を登りビューポイントへ行くと、山間の中にポカっと空いている湖を一望することができる。

午前中はインド人観光客も少なく、インドとは思えない静けさの中ゆったりと過ごすことが出来た。

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神が降臨してきそうな感あるケチェパリ湖

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旗めくチベット仏教の旗。映画に出てきそう。


 

お昼はホストの要望で日本食づくりをすることに。

前回の世界一周では大体日本食が食べたくなると茄子の味噌炒めとか、味噌汁とかを作ってたが、味噌がないので今回は親子丼にチャレンジ。

みりんとかは砂糖で代用して頑張ってみた。

お味は、、、

 

 

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まあまあ。笑

 

 

味は悪くないんだけど、米がインディカ米なのと卵が日本のように真っ黄色ではなく白身がかっており、形的には卵炒めみたいになってしまった笑笑

 

卵を入れるポイントが大事だと学んだので、次回またチャレンジしてみます。

でも地元の人たちはみんな美味しい美味しいと言ってくれたから良かった笑

 

その後チベットゴンパを見たりしてもう一回湖周辺を散策していて帰ってくると、足に何かミミズみたいなのがくっついてた。

 

 

「ヒルやあああああああああああああああ!!((((;゚Д゚)))))))」

 

 

 

てんやわんやする自分にホストは大爆笑してた。笑

幸い早めに気づいたためそこまで痒みはなかったけど、ヒルには血液の凝固を防ぐ液体があるらしく、傷口からみるみる血が出てきて数時間止まらなかった。

人生初ヒル。

ホスト曰くどこかの地域ではあえてヒルを全身にくっつけて血を吸わせてテラピーもあるらしい。

絶対それ血だらけになって終わった後ゾンビみたいになるやん笑

 

みんなも山に行く時は気をつけて!間違っても暑いからと行って森にサンダルで行かないように!!!(俺です)

 

 

夜は昼の日本食のお返しに、なんとオーナーの子がピザを作ってくれた!!

しかも生地から作って、ピザ窯にいれての本格ピザである。

どうやらイタリア人がここに泊まった時にピザの美味しさに惚れ込み、レンガで自分でピザ窯を作ってしまったらしい笑笑

 

自分も生地からこねさせて貰ったけど、焼きたてのピザは、、、

 

 

 

 

 

 

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失神しそうなほど美味かった。

 

 

日本で食べても十分にお店に出せるなと思える美味しさ。少なくてもピザ●ットとかよりかは絶対にうまい。

しかも自分は縁が太いもっちりしたピザが好きだけど、日本って大体うっすいピザばっかりだしなあ。もっちもちの食感で思わず日本語で「うま!!!!!!!!!!!!!!!!!」って叫び続けてた。

 もはや完全に同年代の友達となっていたホストからは無料でシッキム限定醸造の瓶ビールもいただいてしまった。(アルコール度数8%でかなり強め。東南アジアの口当たりの軽いビールにウォッカを少し足したような味だった笑 美味しかったですよ)

 

まさかこーんな山奥でこんな美味いピザ食えるなんて思ってなかったし、お腹痛いのも忘れて食いまくってた。

暖炉であったまりながらビールとピザを食べ、もう一つ焼こうと言い始めたけどお喋りに夢中になりすぎてピザ焦がしちゃったりしながら笑、夜は更けていった。

 

 

やっぱり旅の醍醐味は風景でも世界遺産でもなく、どれだけ「オモロい人」に出会うか。

これが一番重要だと思うから現地の人とどうしても絡む機会が少なくなる先進国旅するのはあんまり好きじゃないのです。

嫌いな訳では勿論ないんだけど、非常に思い出が薄っぺらくなる。

日本でも欧米のイメージは既にあって、いい意味でも悪い意味でも旅行に行っても期待の範疇から出ない。

 

だけど発展途上国は違う。

日本にあるイメージなんて、「汚い」「危険」「安い」くらいのイメージしか基本的にありはしない。(勿論国によって違うけど)

でも行ってみると、元々の期待値が低い分、「こんなものもあるんや!!」とか、「ご飯すごいおいしいじゃん!」とか、「意外とここの人めちゃくちゃ優しい!!」とか様々な「期待値以上の何か」を得ることが出来るし、日本のレベルの高さを再確認することで帰国時に当たり前だとしか思っていなかった幸せを痛感することも出来る。

 

更に途上国は先進国と違って発展スピードが半端じゃないから、行く度に全く風景が違ったりするし、様々な理由で二度と行けない所もあったりする。

 

 

 

なーーんてことをピザむしゃむしゃ食いながら考えてました。笑

日本のマスメディアに踊らされず、柔軟に物事を考えられる日本人がもっと増えてくれたらいいなと願います。

 

 

 

 

***インド・シッキムの評価***

①人柄:9

②物価の安さ:7

③清潔さ:7

④食べ物:7

⑤自然:10

⑥利便性:2

⑦見所:8

⑧治安:9

⑨気候:8

⑩総合評価:8