会計士兼タピオカ屋の世界二周目ブログ!

茨城県生まれ。3〜11歳まで中国在住、大学4年時に米国一年留学後、7ヶ月の世界一周。公認会計士として監査法人で勤務しながらキッチンカーでタピオカ屋を起業。2019/5/28よりキッチンカー売却及び監査法人を退職して世界二周目へ。いかに後悔ない人生を送るかしか考えていません😋

DAY8〜11 カオスの国・バングラデシュ②

6/6 バングラデシュ3日目〜最終日

 

3日目の今日はオールドダッカ(旧市街)をホストと同じホスト宅に泊まるカウチサーファーの中国人カップルと観光。

今泊まっているところも正直かなり建物が古く道もガタゴトでここが旧市街だと思っていたけれど、

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確かに旧市街はレベルが一段上でした笑笑

 

旧市街にて国立博物館へ。

バングラデシュ人の入場料は20タカ(約25円)だったけど、外国人は500タカ(600円)笑笑

めっちゃぼったくってくる笑

 

ただこの先そんなにやる事もないかなーと感じていたのと、ホストに全てお金を出してもらっていて500円くらいしか使っていなかったため、払って中を見てみることにした。

 

残念ながら写真撮影は禁止だったけど、

バングラデシュの歴史博物館というよりは

人類の進化とか古代文明を紹介してる一般的な博物館って感じだった笑

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バングラデシュ東インドで使われているベンガル語ベンガル文字。訳わからん

その後ダッカ大学を見学してまわり、市内のモスクへ。

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ダッカ大学。創立100年超の名門校らしく、当時のイギリス統治時代らしい綺麗な建物だった

イスラム教のすごいところは、基本的に異教徒であっても構わず受け入れてくれる寛容さ。たとえ神聖なお祈りをしていたとしても、ちょいちょいと手招きしてモスクのお祈りしているイスラム教徒の一番中心に何故か自分がいたりすることが多かった笑

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この後この人達の中に割って入って自分もお祈りすることに笑

自分はイスラム教に対する偏見があるわけじゃないんだけど、ダッカで昔日本人がテロにあって殺害された事件があったり今後「日本の中の常識的には」危険だと言われているところに行くのもあって、イスラム教の聖典コーランの始まりの章と純正章と言われる二つの超重要な章だけ日本で覚えてから来たのをホストに話したら爆笑されてモスクにいた周りの人たちに話していた笑

コーランは150章くらいの章があり、歌のようになっているので覚えやすいです。僕は日本での満員電車通勤中にひたすら流して2章だけ覚えました笑)

まあ皆んなのネタになって仲良くなれたら良いなという意味も込めてるので良しとしよう笑

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JICAの支援で建てられたスターモスクの壁画。富士山が描かれています。JICAは他にも同国初のメトロの整備にも関わっています

 帝政インド時代に建てられた庭園など、国立博物館以外の観光スポットも中に入ろうとすると何かと外国人料金を取られますが、(モスクはタダです)ホストが中に入らなくても見れる穴場スポットを案内してくれたおかげでほとんどお金を使わなかった。

 

めちゃくちゃ親切すぎるホストで、本当にカウチサーフィン使ってよかったと思えた。

多分自分だけだったらろくにバスも乗れないと思う笑(行き先表示もなくベンガル語で乗組員が叫んでるだけで、降りる際もベンガル語で叫ぶ必要があるので外国人には至難の業です笑)

その後ダッカ市内を流れるグルシャン湖へ。

外国人と話してみたい!というホストの友人(ダッカの大学生)とも合流し、手漕ぎボートに乗って対岸へ。

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初めてダッカで綺麗だと思える景色に出会った笑 夕日with手漕ぎボート

対岸に渡ってリクシャーに乗ってから、大型船が陸地に係留されているエリアへ。

なんとここから木の棒を伝って10m以上ある船によじ登ることに笑

船に住んでる?っぽい人もいたけどなんも言われなかった笑

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写真じゃあまり伝わらないかもしれないけど落ちたら多分骨折します。中国人の旦那さんおデブだしマジで木折れるかと思った

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船上でドヤ顔するホスト。なぜかこの船着場でも英語話せる若者がもう一人付いてきて、ケツ触ってくるゲイっぽい人でした

 

ダッカは確かに地球の歩きかたに載せられるような観光スポットは少ないけれど、地元の人と絡めば100倍面白くなる街だと思う。

帰宅して夜にもまたお母さんの食事をご馳走になり、就寝。

 

**最終日**

この日は夜7時の便でインド・コルカタへ。

本当は陸路で向かいたかったんだけど、インドビザをオンアライバル(到着ビザ)で撮るには空路で向かうしかなく、事前に取得するにも一週間以上必要とのことで、仕方なく空路で向かうことに。

 

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バングラデシュに来てだいぶ右手で食べるのにも慣れた

そのためダッカ最後に、独立戦争博物館と、スラム街を案内してくれることになった。

 

知ってる方も多いかもしれないけれど、バングラデシュはイギリスから独立した後数十年は「東パキスタン」としてパキスタンの一部だった国である。

ただ洪水被害が多い東パキスタンを西パキスタン(現在のパキスタン)が援助することは少なく、かつ経済的に搾取されてばかりで、公用語も西パキスタンウルドゥ語しか認められていなかったため、独立のために立ち上がったのがきっかけ。

独立を認めない西パキスタンは大量虐殺を行ったりして弾圧したが、パキスタンを分離させたいインドが武力介入しバングラデシュを支援して独立を果たせたのだそう。

なので同じイスラム教のパキスタンではなくインドの方が仲が良いのだそうだ。

 

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独立戦争後のバングラデシュは極貧状態だった

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バングラデシュ支援を求める日本の電報

 

こういう発展途上国の紛争を見ていて毎回思うのが、植民地にしていた旧宗主国はどうして積極的に介入しないのだろうかということと、ヨーロッパ諸国は何故昔の帝国主義政策を謝罪して経済支援を行ったりしないのだろうかということ。

日本もよく韓国や中国にブーブー言われているけれど、正直スペイン・ポルトガル中南米植民地化やイギリスオランダのアジア植民地化の方がよっぽどひどいことしていると思うんだけどな。

スペインに至っては先住民族ほぼ絶滅させてるからね。

 

ホストもこのことを嘆いているようで、一番嫌いな国はイギリスだと言っていた。

ただ民衆が正しい教育を受けない限り、ヨーロッパからの謝罪や支援を求める声は大きくならないだろうと。

まあやっぱり一番大事なのって教育だよね。ここを解決しないことにはいつまでたっても貧困から抜け出せないのも事実やし。

博物館の記帳台があったので、中国人のカップルと一緒にそれぞれの母国語で思ったことを記帳した。

 

最後に数キロ離れたダッカのスラム街へ。

危険なイメージを持つ人も多いと思うけれど、大抵のスラム街(南米を除く)は本当にフレンドリーな人が多い。

ただでさえこの国には外国人が少ない分、芸能人かとごとく子供達やいろんな人たちが僕たちの後ろをぞろぞろ付いてきていた笑

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この後おもちゃの豆鉄砲めっちゃ後ろから撃たれた笑

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スラム街のお部屋を見学させてもらい、色々インタビューした後記念撮影。皆んな本当に優しい

皆んな経済的には豊かではないはずなのに、すごい笑顔なのが印象的だった。

日本の方が圧倒的に豊かで裕福な生活を送っているはずなのに、満員電車でのみんなの死んだ顔を考えると、経済的に豊かになることが本当の幸せに繋がらないことがよくわかる。

 

発展途上国を旅するのが好きな理由を説明するのって一言だと難しいんだけど、小さなことでも幸せを感じ、いかに日本が恵まれて豊かな生活を送っているんだということを体で感じられるから好きなんだなと感じた時間だった。

 

ホストに空港まで送ってもらい、またしても最強Priority Passをフル活用してコルカタへ。

 

いやー濃くて充実した時間だった!

 

***今回から各国の評価(10段階評価)をつけていきたいと思います。独断と偏見に基づいていますので悪しからず***

バングラデシュダッカ

①人柄:9

②物価の安さ:10

③清潔さ:2

④食べ物:6

⑤自然:5

⑥利便性:3

⑦見所:5

⑧治安:6

⑨気候:5

⑩総合評価:6